株式会社a16
美崎栄一郎様

2016年7月定例会でご講演をいただきました、
株式会社a16 社長 美崎 栄一郎 氏にお話をお伺いしました。定例会の詳細はこちら

株式会社a16 社長 美崎 栄一郎 様
―数多くのヒット商品を生み出してこられた中で培った経験の元、「成功するための7つの原則」をご教授いただきましたが、
美崎様が現在、商品開発を行う中で、原則が1つでも欠けたり、比率が偏っていたりする場合、競合他社より優れた点があったとしても、商品化、サービス化を実現しないのでしょうか?
多くの場合、7つの原則を満たしていなくても、つい優れた点に注目して開発を進めてしまいます。
美崎 栄一郎氏:
満たしていなくても成功できる可能性はありますが、何かが欠けると時間がかかります。
そして、時間がかかると会社やチームメンバーなどの気持ちが疲弊してしまい、求心力が落ちます。
そして、さらに速度が落ちるという傾向がありますから、注意が必要なのです。
優れた点があるとそれに注目して勢いも出るのですが、勢いでヒットまでいければよいですが、途中で失速する危険性が高いのです。
ですから、7つを満たすアイデアを練ることです。
―商品開発、ヒット商品打率8割以上という驚異の成功率を誇る美崎様ですが、確実に成功の実績を重ねていく自分とそうでない人との違いはどこにあるとお考えですか?
美崎 栄一郎氏:
戦略的に計算するかしないかに寄ります。
行き当たりばったりでもヒットは生まれますが、連続して当てることは難しい。
ですから、過去の成功した商品やサービス、自らの事例をよく分析して、戦略を立てた上で実行し、時代の変化などで通用しなくなっていたら、すぐに軌道修正して再度戦略を練りなおすようにしてください。
考え抜くことが成功の秘訣です。
―美崎様のご講演をお聞きしていると、相手を知る、知る為に見る、聞くといったお時間を捻出しておられるのだろうなと感じました。
不躾ではございますが、美崎様の平均の1日の時間割をお聞かせいただけますでしょうか?
美崎 栄一郎氏:
書籍を読むという時間を一日必ず30分以上は取ります。
書籍を選ぶ理由は何名もの校正が入った正確な情報だからです。
今はネットでも情報を入手できますが、信憑性が低いものもあり、1度間違った情報を入れてしまうとそれを頭で打ち消すのは大変です。
―その中で、ビジネス成功に結びつく、最も大切な時間(仕事でもプライベートでもかまいません)は、どの時間でしょうか?
美崎 栄一郎氏:
成功に結びつく時間は、仕事を実行する時間です。
その時間を確保できるかどうかが一番です。
作戦を考え、アイデアを出しても実行しなければ、絵に描いた餅ですからね。
アクションする時間、それも本来の価値を生む仕事に時間を割くことが重要です。
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
美崎 栄一郎氏:
懇親会まできちんと開催し、参加する団体運営は大変だとは思いますが、貴重です。
というのは、人は何度も会って信用した人と仕事や相談をするのが一番だからです。
座学だけではなく、膝をつき合わせる機会があるのは良いと思います。
私も懇親会で会場以上に、沢山質問されましたし(笑)。
○講演タイトル
成功する商品、サービスと失敗する商品、サービスの見極め方、作り方

○講師プロフィール
株式会社a16 社長
美崎 栄一郎 氏

ビジネス書著者&講演家。デビュー作『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』がビジネス書大賞1位に。
その後、花王でサラリーマン経験から、実際の現場での経験を元にした使えるノウハウをまとめ、著作は30冊以上。
『[書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術』は文具本で異例のヒット。
『iPadバカ』はiPad関連書籍で最も売れた記録を持つ。
2013年よりビジネス手帳の監修も手がける。
講演テーマは、時間術、仕事術、アイデア発想術からノート術、デジタルツール活用術など著作の数だけ著作を読んだ読者からの依頼が全国から。
企業勤務経験から企業内研修の依頼も多い。


EBS定例会参加表明

イーコマース事業協会ご入会お申し込み