株式会社セカンドガレージ
辻本 真大様

11月定例会にて、「データを活用したEC運営。顧客視点のデータ活用とは」をテーマにお話頂いた、株式会社セカンドガレージ 辻本氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。定例会の詳細はこちら

株式会社セカンドガレージ 取締役CMO 辻本 真大様
―アパレルのMDだと過去のデータを参考にすると実績のある商品ばかりの品揃えになってしまいますが、新しい商品を打ち出したいときにはデータはどのように役立てられますでしょうか?
辻本 真大氏:
売れ筋商品だけを見ると確かにそうなります。
しかし、重要なのは売れ筋商品ではない商品がどういう顧客層(性別、年代、客単価)に買われているのかを網羅的に見ることです。
特定商品を好む層をデータから明らかにすることで、新商品を開発する際の顧客ターゲットや販売量を予想することができます。
また、商品販売数のデータを日々確認することで季節性のある商品においても販売量の予測を行えるようになり、仕入れ量の最適化を図る事も可能になります。
―成果の出やすいジャンル、または得意とされているジャンルはございますでしょうか?
辻本 真大氏:
顧客から支持を得ることを目標としているリピート商品、さらにそのお店ならではの特性(ストーリー)がある商品であれば成果が出やすいです。
―楽天、Yahooをはじめとしたモールでの運営、自社サイトで運営しているショップなどさまざまございますが、対応していないサービスなどございますでしょうか?
辻本 真大氏:
自動連携は楽天、Yahoo、Amazonなどの大手モール、EC CubeやMake Shop、FutureShop2などのカートシステムは対応しておりますが、それ以外のモールやカートシステムは随時対応していく予定です。
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
辻本 真大氏:
皆さま、真剣に講演を聞いていただいており、とても熱意を感じました。
EC市場はまだまだ伸びていきますが、お客さまも賢くなる時代です。
皆さまがデータを活用し、お客さまを理解し、支持されるお店になれるよう、我々も日々サービス向上に尽力してまいります。
今回はこのような機会をいただきまして、誠にありがとうございました。
○講演タイトル
「データを活用したEC運営。顧客視点のデータ活用とは」

○講師プロフィール
株式会社セカンドガレージ 取締役CMO
辻本 真大氏

大学卒業後、マーケティングオートメーション国内シェアNo1のシャノンに入社し、部門責任者、支社長などを歴任。
その後、マネーフォワードにて、マーケティング、法人セールス、アライアンス部門を担う。
セカンドガレージでは取締役 CMOとして、データ活用サービス「Fast for EC」のマーケティングを担当すると共に、データドリブンマーケティングの啓蒙を行っている。


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