有限会社ムラキ
村木 昇様

2018年9月定例会にて、「ECの「E」はentertainmentの「E」?」をテーマにお話頂いた、有限会社ムラキ 村木氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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有限会社ムラキ 代表取締役 村木 昇様

―価格競争での売上構成から方向性を変えて「問合せをしてもらって買っていただく」と決めてかえてから、どんな問合せをしてもらえるように心掛けて、そのためにまずはじめにどのような施策をしましたか?
村木 昇氏:
基本的にお客さんは「何が分からないかが分からない」という状態だと考えました
つまり何から聞けばいいのかすら分からないという状況です
なので問い合わせるというハードルが高く感じられないように
今の困り事を聞かせてほしい、想定してる使用状況を教えて欲しい
僕等はそれに合わせた提案する事が出来ます
まずは相談から!と言うとなんだか胡散臭いですが(笑)
SNSやBlogでそういったことを訴え続けました
その先にLINE@登録への導線があれば登録もしやすいしLINEなら聞きやすいのでは?と考えています
―実際に、問合せが増えてきて気づいたこと、例えば、それまで自分たちが認識してきた需要や悩みと、実際のお客様の需要・悩み・疑問などに相違があった点はありますか?
村木 昇氏:
あえて自分達では「こういった需要がある」という意識は持たないようにしています
僕等が思ってる以上にお客さんの困り事は十人十色だったので
強いて言うならヒット商品を指名買いされると困るという点でした
マニアックな世界ですからお客さんが色々調べて「〇〇が欲しいんだけど?」という指名買いの問い合わせも少なくありません
勿論、取り扱いがありますのでそのまま応える事も可能なのですが
何故その商品が欲しかったのか?と言うところまで話を戻してみると別の商品の方がそのお客さんにとって良かったという事が多いです
またそういった提案をすると確実にファンになってくれますよね
ファンになってくれるからやってるという訳じゃありませんが・・・
今感じてる相違という意味では
簡単に情報が得られる便利な世の中なので、上っ面の知識を得てコレが正解!と思われるとちょっと勿体無いなぁと思っています
―SNSの違いでユーザーの反応がいい、悪いが違うので同じことをそのまましてもダメだというお話でしたが、反応の違いを実感した事例を一つお聞かせいただけますか?
村木 昇氏:
Blogを更新した際に各SNSにリンクを付けて投稿するのですが
こんな記事を書いたよ!という一言を添えています
リンク先は同じ記事なのですが添える一言をSNS毎に変えています
初めからSNS毎に同じじゃダメだという認識でやっていたので事例らしい事例が無いのですが
Facebookは割と硬いイメージが強くSMILE-EYE TACTICALというショップとしての立場で想いを語ります
Twitterでは文字数の事もありショップの中の人としての想いをキャッチーに添えるようにしています
フォロワー数という分母が違うので何とも言えないのですがやはりTwitterの方がアクセスに繋がります
中の人として想いを出した方が熱量が高いですからね
同じことをそのまましてもダメと言うのは、そこに対する熱量が下がるから
下がった熱量が見え隠れしてる投稿をするくらいならやらない方が良いかもしれない
と言う意味で各SNSを同期しちゃダメだと思っています
逆にFacebookの硬いイメージをどう崩していくかが目下の課題です
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
村木 昇氏:
お世辞抜きに素晴らしい組織だと感じました
講演中の質疑応答も情報交換会でも貪欲な質問が相次ぎ驚きました
ゆっくり食事ができないくらいに(笑)
その情熱に刺激を貰って帰ってきました
講演内容も大事かもしれませんが定期的に仲間に会いに行く
そんな印象を持ちました
少々距離があるので毎月は難しいですが気になる講演があれば受講者としてお邪魔できればと考えています
○講演タイトル
「ECの「E」はentertainmentの「E」?」

○講師プロフィール
有限会社ムラキ 代表取締役
村木 昇氏

メガネソムリエが居るお店として2014年 眼鏡屋 Smile eye【楽天市場店】オープン。
「メガネ迷子をなくす!」というコンセプトのもと、
ネットで眼鏡を売ることが困難だと思われていた業界において、様々な独自のサービスを行い、
見えないものを見えるようにする道具というだけでない、新しい眼鏡の価値を提案、
アンダーリムというニッチなデザインのメガネに特化したお店作りを行い、ファンを増やす。
また、2016年よりサバイバルゲームを始め、その面白さ、奥深さにどっぷりとはまる。
そこから発展し、軍用眼鏡等の取り扱いに力が入り、全国のサバゲーマー、自衛官から戦う眼鏡屋として認識される。
TwiitterやLINE@、さらに最近ではYouTube等の動画での情報発信もしており、まさに「好き」を仕事にして楽しんでいる。


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