当会は全国のＥコマース事業者が加盟するネットショップ相互扶助団体です。

～ECの経験・知識・情報・人が集まる場を提供し続ける～

イーコマース事業協会（EBS）は“会員が運営する非営利のEC団体”としてEC事業者が自らの学びを加速するために設立された団体です。

本年度（令和4年）、設立20周年を迎えることが出来ました。

これもひとえに会員の皆様方のご支援があったからこそです。 引き続き弊会へのご理解、ご協力を宜しくお願い申し上げます。

弊会はECの経験・知識・情報・人が集まる「場」にフォーカスをしています。

「場」は集まってこそ、はじめて機能します。

全ては会員一人ひとりの行動が会の活性に繋がり、ひいては業界の導となります。
何は無くともまず参加する。そして場を造る。その精神を期待しております。

今後も「相互扶助」の理念の元、会員の皆様と共に開かれた場造りを行い、切磋琢磨してまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

～リＥＢＳ・ネオＥＢＳ～（2024年度理事長所信）

いよいよ来年は、2025年開催予定の大阪万博を迎え、外国人旅行客数も増加し、新型コロナウィルスで冷え込んだ日本経済の起爆剤になることが大いに期待されます。

また、本年、2024年はマスコミでも大きく取り上げられていますが、この４月１日から「自動車運転の業務における時間外労働の上限規制」が変更されるいわいわゆる「物流・運送業界の2024年問題」が我々の業務に直面してまいります。

また、新たな技術革新として生成AIが私たちの身近なものとなりました。
今まで、知識・経験といった情報から作りだしていたものごとが、時間をかけずに簡単に作りだせる時代となりました。ただしそれを使用するにあたり、規律と活用を両立する方策を慎重に模索しなければなりません。

加えて、日本経済は、長年のデフレ下のもとにございました。特にECにおきましては、物価の値上げを経験したことがほとんどありません。
昨今の値上げラッシュにともない、商品原価および賃金等諸経費も高騰し、売価も上げていかなくてはいけない状況です。
このような時代において、領域に特化した知識や正しい情報が必要となり、またそのような知識を持ち寄り集まる場こそが大切だと私は考えております。

◆リＥＢＳ・ネオＥＢＳ
一般社団法人イーコマース事業協会は、遡ること2002年「西日本名店街」という名称の任意団体として20店舗のEC店舗によってスタートいたしました・
諸先輩の思い、努力、研鑽、また歴代理事長のリーダーシップにより22年にも渡る歴史を築き上げてきました。

22年の歳月は平穏な波ばかりではなく、時に航海の厳しい波の日もございました。

特に近年の新型コロナウィルス感染症の蔓延により、定例会や勉強会を開催することができなくなり、会で集まり情報交換をする場所を奪われてしまいました。
220社を超える会員数が150社にまで減少してしまっています。

私が会に入会したおり、毎月第二土曜日が楽しみで仕方がありませんでした。
定例会に参加する度、今まで知りえなかった多くの知見や気づきを蓄え、また情報交換会では、仲間をつくり、そこでしか知りえない情報も多く交換いたしました。

また私は第四土曜日に開催されていた勉強会にもできる限り参加してまいりました。
座学の定例会とはことなり、こちらではより実践的な内容を学ぶことができました
これらは全て相互扶助の精神を元に会を運営してくださった諸先輩の好意によるものです。

私は今一度、毎月第二土曜日が楽しみになるそんなイーコマース事業協会を作り上げたいと思っています。またイーコマース事業協会で学び・切磋琢磨することであらたな気付きをみなさんにもっていただきたいと思っています。

◆事務局の最大活用
新型コロナウィルス感染症は、私たちの生活を大きく変化させました。
それまでのセミナーや勉強会は、オフラインのリアル会場で行われるのが主流でした。
コロナ禍において、緊急事態宣言の発動等により、人が集まることが制限され、そのようなおりにＺｏｏｍのようなＷＥＢ会議システムを活用し、各企業、団体がオンラインにてセミナー、勉強会を開催いたしました。
イーコマース事業協会もＺｏｏｍを用いた定例会や勉強会を時にはオンラインにて、時にはオンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド開催をしていまいりました。

参加する側も、家や職場にいながら受講でき、今まではたとえ学びたい内容であっても開催地などの物理的問題で参加できなかったセミナーや勉強会に参加することができるようになりました。

半面、オンラインセミナーでは、講師側も受講者の顔をみながら話せないということや話せる内容にも制約を設けられ、伝えたい内容すべてを話すことができないということをお聞きします。
また受講する側もオンラインであるがために質問がしにくく、グループワークで話すタイミングがつかみづらいという難点もございます。
イーコマース事業協会には、最大で20名くらいまでの人数であれば、集まることができる事務局がございます
自分たちの学びたいこと、困りごとを持ち寄り、その問題を解決するために集うことができる場所です
私は、この場所をもっと会員の方に活用いただき、勉強会、研究会、夜会に活用できるようにします

◆現場の方に参加してもらえる場所の提供
また、会員の経営者の方の声のなかには、「従業員にいってもらいたい勉強会や定例会があっても就業時間の関係上、参加してもらいにくいことがある」というお言葉を頂戴しました。
せっかくの学びの場、情報交換の場に対して、諸事情で参加してもらうことができない、とても残念でもったいないことだと思っています。
今期行う、勉強会、研究会、夜会に関しましては、できるだけ現場の方にも参加してもらえるよう、可能なかぎり平日開催をしていきます。

◆認知拡大の再徹底
イーコマース事業協会はＥＣに関わる商工団体として一定の認知をいただく商工団体に諸先輩の努力により、成長してまいりました
しかしながら、昨年イーコマースフェア大阪のブースにたたせていただいたときも、楽天市場のＮＡＴＩＯＮＳにチャレンジ店舗として参加させていただいたときも、まだまだEBSの略称すら知ってもらっていない方がたくさんおられます。

イーコマース事業協会は、会の性質上、相互扶助の団体であり、決してノウハウだけをもらう一方通行の塾ではございません。

しかしながら、私自身がそうであったように、誰にも相談できず、自分のおこなっている店舗運営が正しいかどうかの判断もつかない者にとって他に代えがたい気付きの場であります。
私のように悩んでおられる方に、少しでもこの気づきの場を知ってもらいたいと思っています。
ショップ会員の満足度があがることにより、サポート会員も潤う、そして会全体の活性化につながり仲間が増えていく。
一般社団法人イーコマース事業協会はまさしく、「イーコマースの経験・知識・情報・人」が集まる場であり、これこそが歴代の諸先輩から受けついだイーコマース事業協会の存在意義だと信じております。