藤井 俊行様

今回は、エビスの9月定例会でご講演をいただきました、株式会社アミファの専務取締役であります藤井俊行氏にお話をお伺いしました。 定例会の詳細はこちら

株式会社アミファ 専務取締役 藤井 俊行様

―今回は藤井さんが「藤井式 楽して儲かるネットショップの作り方」について講演されるということで、たくさんの方が集まりました。 講演の内容が、ネットショップをはじめて間もない店長さん、これから売上げを伸ばして行きたい店長さんにとっても興味深い内容だったと思いますが、ネットショップで売上げを伸ばしていくために、ここはしっかりやっておくべきというものは何でしょうか?
藤井 俊行氏:
僕らには、結局は、「好業績の継続」しかありませんので、これを達成するためには、「勉学に勤しむ」ということではないかなというのが、まずは一番にあります。
なんだかんだいって、自分への投資というのが、一番確実にリターンが読めますというか、間違いなく頑張りますので、絶対に投資効率は高いですし。

我が国は江戸時代が142年前に終わり、今はもう学問があればいくらでも商売を発展させる事ができます。(解放令は1871年に出ました)
古い話を申し上げますが、僕たちが平等になってからまだ140年しかたっていません。この平等に馴れることなく、学問や身体化された文化資産による売上の差というのを常に意識するということが必要だと思います。

一番重要なのは、「管理する」という概念だと思っています。
売上も利益もなにもかも、まるで健康管理のように管理します。
ですので、まずは、「管理方法」というのを確定させることがやることの最初だと考えます。
―なるほど、講演の中でもバリューチェーンでの数値化、売上げ経費率の管理など、 利益の管理に必要なことを数値化し、現状を把握・分析し、業務改善に役立てられているのがよくわかりました。

ですが、数字が苦手な店長さんたちも少なくないと思います。
数字が苦手な人はどうしたら楽しく数字を見られるようになりますか?
藤井 俊行氏:
数字が苦手というのは、「管理が苦手」ということです。
管理しなければなにも始まりません。管理が苦手ということは「プロの歌手が歌を歌うのが苦手なんです」と言っているようなものです。
「ピアニストがピアノ弾くの苦手と言っているようなもの」です。

管理が嫌いな方は、管理をしない商売以外の仕事を選ぶべきだと思います。
職業の選択も自由なので、わざわざ苦手な事をしなくてもいいように思います。

商売というのは、実際には、「数字を管理」することになります。
接客は数字は関係有りませんが、商売となるとやはり数字です。
この覚悟があれば楽しく数字を見ることができると思います。

「数字は感性でつかむもの」という言葉がありますが、楽しく見るためには、大体とかあっちと比べてなんとなくとかそんなアバウトな見方ができるようになればいいと思います。イメージでとらえるという感じです。

数字が好きになるには、グラフ作りを勉強すると楽しいと思います。グラフで遊ぼうみたいな形からはいると、管理も好きになると思います。
―藤井さんのお話を聞いてグサッときた方もいると思いますが、まずは楽しむということなのですね。

また、お話の中で意外だったのが、「過剰品質はしない」ということやクレーム対応に対する考え方でした。
ネットショップの全体的な動きとして、出来るだけお客様に満足していただきたいというながれから、品質やサービスに力を入れているお店が多いと思うのですが、ショップへの評価に影響はありませんか?
藤井 俊行氏:
誤解を恐れずに言いますと、「お客様が買う価値に合わせろ!」ということです。

例えば、クリスマスは、赤と緑と白と相場が決まっていて、それ以外の色を用意してもまったく売れません。なのに、他の色を一生懸命用意するようなことをしては、それがコストになり、結局売れる赤と緑と白の値段がアップしてしまいます。

僕が言っているのは「余計なことをするな」ということであり、それをコストオンするくらいなら、安く作ったほうがお客様のためになるという話です。なので、ショップの評価に影響はでないのです(価値がないことをしているだけだから)

もし、影響でたらもちろんコストを掛けます。
―良くわかりました。お答えしづらい質問だったかと思いますが、お答えいただきありがとうございます。
最後に、講演後、楽天で売上げをアップさせる方法について、時間もあまりなく、うまくお話できなかったと悔やまれていましたが、この場を借りて、みなさんに伝えたいことはありますか?
藤井 俊行氏:
「次のヒット商品は、今ヒットしていない商品の中にある」

これをきちんととらえて、次にヒットする商品をさがすというイメージでいるといいと思います。

楽天市場さんは「良い商品」があれば、こんなに頼りになる販売チャンネルは有りません!素晴らしいと思います。僕は楽天市場に出店してもうすぐ10年になりますが、その運営の経験から、こんなふうに思っています

お店力 : 商品力 =  1 : 99

このくらい、商品力が大切です。
お店力はそこそこで(やるべきことだけやる)、とにかく商品力を鍛えましょうというのが一番申し上げたいことです。
○講演タイトル
楽して儲かるネットショップを作るにはどうしたらいいの?について

○講師プロフィール
株式会社アミファ       専務取締役 藤井 俊行氏

法政大学社会学部応用経済学科卒業後、フジ産業株式会社に入社。
営業マンとして15年のキャリアを活かし、アミファECサイトの店長を兼務。プロジェクト マネージメントに関する執筆活動も行う。

イーコマース参入は、2001年9月。ネットショップを日本に業界として認知させる活動のかたわら、特にBtoCのネットショップの「社外ご意見番」として、精力的に活動中。 その内容は、実戦的戦略立案、最新テクノロジーのマーケティング的落とし込み、販促集客企画など多岐にわたり、特に販売管理費の効率を高める能力を認められ、複数ネットショップの合同イベントなどの仕掛け人としては、日本で唯一のプロデュー サー的存在である。

自身もネットショップ「アミファ」の店長として顧客接客も行い、集客・販促・マーケティングを机上の空論ではない実践型マーケッターと して活動。
2009年にアクセスログ解析に本格的にめざめ、とくにリスティング広告では、自身のショップにて売上高対広告費比率を3.8%にまでする。

イ ンターネットにネットショップを出店するのは、『砂漠にお店を出すようなもの』という比喩を過去の迷信と豪語し、零細ネットショップでも、世帯収入としてやっていけるくらいはECで稼げるというのを実証することに燃えている! 最初のネットショップは、ショッピングモール(楽天市場)スタートだが、現在は、売上構成比率が独自ドメインショップが大幅に上回り、零細ショップでも独 自ドメインネットショップで売れることを実証したことで、現在評価がうなぎのぼりの状態です。

ショッピングモールとは『真のWINWINの関係を作れた!』とモール店の店長からは、羨望のまなざしを受けている。