ウィンビット
弘中 勝 様

2007年3月定例会でご講演をいただきました、読者数13万人を超える人気メルマガ「ビジネス発想源」の著者、ウィンビット代表の弘中 勝氏。 e塾会員さんの中にも読者の多い実践系ビジネスメールマガジン日刊「ビジネス発想源」著者、ウィンビット代表の弘中 勝氏をお招きし、より実践的なPRマーケティングについてお伺いしました。定例会の詳細はこちら

―講演の始まりが「語源を知る」だったのはとっても以外でした。普段なにげなく使っているアルファベットの略語の意味、案外、きちんと理解できてないことに気づきました。弘中さんはなにかを始めるとき語源や由来などを調べてらっしゃるんですか?
弘中 勝 氏:
語源や由来はものすごく知りたくなりますね。例えば、大阪に十三(じゅうそう)って地名、ありますよね。阪急電鉄に乗って駅に停まった時、「なんでこんな名前!?」って思って、帰ってすぐに調べました。語源や由来が実は重要なPR要素が隠されている場合が多いんです。そういうのを知ってこそプロと言えますから、商品にまつわる語源や由来は絶対に知っておくべきだと思います。
―講演の中でも懇親会場でも「数字が苦手」とおっしゃられていたのですが、数字に頼りきったPR方やマーケティングが苦手なのか、それとも純粋に「数字がダメ」なのか非常に気になったのですが、いかがでしょうか?
弘中 勝 氏:
算数自体が苦手です。だからこそ数字に頼らない考え方をするようになったのですが、数字に縛られるとPRの発想が思いきり制限されてしまう時がけっこうありますから、PRは数字にとらわれないほうが良い成果を出すことが多いですね。
―弘中さんが書かれている「発想源」の中で、特に頼まれてもいないのに「納豆発想源」を緊急開催されていたのが非常に印象的でした。ご自身でおもしろいと感じられたものであれば、仕事とかを抜きにしてもやってしまうことってけっこう多いものなんでしょうか?
弘中 勝 氏:
ほとんどの仕事は、面白くないと請けません。面白くない仕事ってテンションが低くて平均的なことしかできないですよね。気分が面白ければ面白いほど、面白い仕事ができて、それが結果として取引先にとってもお客様にとってもよい仕事になります。仕事も、そうでないことも、面白いかどうかでやります。
―ぜひe塾の会員さんとも「○○発想源」をやって頂きたいです。よかったら、e塾でぜひ募集させてもらって、弘中さんの方で「これおもしろいやん」というのを選んでもらい実際に始動させてほしいです。いかがでしょう?
弘中 勝 氏:
我々にとっても、そしてお客様にとっても面白くて有用であれば、喜んでお受けします。
―これから取り組んでみたいPR先やものなどがありましたらお聞かせください。また、e塾会員さんに最後になにか一言アドバイスを頂けませんか?
弘中 勝 氏:
世に出るべき素晴らしいものなのにあまり知られていない、そんなものを発掘してPRしていければ幸せです。PRとは「いかに良く見せるか」というものではありません。よくある小手先のマーケティング論に頼らず、PRという考え方の根底をよく心に留めていただいて、多くのお客様から「良いお店ですね」「素晴らしい会社ですね」と本音で言ってもらえる関係性を、継続的に築いて頂ければと思います。
○講演タイトル
『実践的なPRマーケティング』

■プロフィール
読者数13万人を超える人気メルマガ「ビジネス発想源」の著者。 精密機器メーカー、ゲーム会社を経て、ウィンビット代表。 PRマーケティング戦略を研究し、全国の企業や店舗に指導する。講演や研修、執筆などの実績も多数。マスコミにも多く紹介されている。ゲーム音楽など400曲以上を世に出したサウンドクリエーターでもある。

著書に『顧客と語らえ!』(2005年/現代書林)
『アイデアひらめくビジネス発想源』(2006年/技術評論社)
福岡県北九州市出身。

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