細谷 弘樹様

2016年3月定例会でご講演をいただきました、
知的資産経営株式会社 代表取締役 細谷 弘樹 氏にお話をお伺いしました。定例会の詳細はこちら

知的資産経営株式会社 代表取締役 細谷 弘樹 様
―なぜ知的資産経営のサポートを始めようと思われたのですか?
細谷 弘樹氏:
企業が持続的な成長・発展を遂げていくためには、自社の強み(知的資産)をしっかりと把握し、それを活用することで業績の向上に結びつけていくといった一連の経営活動が重要であると考えています。
こうした知的資産経営の概念に共感したからです。
―知的資産経営のなかで気をつけなければいけない事を教えてください。
細谷 弘樹氏:
自社の強みを客観的に掘り下げて把握することが重要です。
強みを抽象的に捉えたり、自画自賛に終始してしまうなどしては、本当の意味での知的資産経営はできません。
―いままでで「最大の失敗」と「それをどう乗り越えたか」を教えてください。
細谷 弘樹氏:
実際に支援に入ってみると、もともと企業が強みであると認識していたものが、実は強みにはなっていなかったり、経営環境が変わってしまい既に過去の強みとなってしまっていることがあります。
また、人的資産(人が退職すれば残らない属人的な資産)が最大の強みである企業において、支援の最中に鍵となる人材が退職してしまい、一気に強みを喪失してしまうケースなどもあります。
このようなケースでは、新たにどのような強みが必要で、どのようにこれを獲得していくのかといったことから時間をかけて検討していく必要があります。
―今回のご講演では様々な「想い」が込められていたと感じましたが、講演をお聴きになった会員様に「実践して欲しいこと」を教えてください。
細谷 弘樹氏:
知的資産経営の成果物として知的資産経営報告書がありますが、この報告書をつくることが目的ではなく、報告書をまとめるために企業の主要なメンバーが議論する過程に意義があると考えています。
是非、知的資産経営を契機に社内で活発な意見交換ができる組織風土づくりを行っていただきたいと思います。
―当イーコマース事業協会での講演を終えられて細谷様から見た当会の印象や定例会、情報交換会の雰囲気など、ご感想を教えてください。
細谷 弘樹氏:
何よりも多くの方々が定例会や情報交換会に参加されているのに驚きました。 私は様々な業界団体の会合に参加する機会がありますが、これほど参加されている方々が熱心で、活発な会合ははじめてです。 イーコマースに関わる皆さまがこれほど熱心に勉強されているのを目の当たりにし、イーコマースとは直接関係がない他業界の方々もうかうかしていられないと感じました。
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、現在入会を検討している事業者様にエールをいただけますでしょうか?
細谷 弘樹氏:
単なる親睦団体ではなく、協会の理念のもと、会員相互が切磋琢磨し、交流し、情報を交換する活発な協会だと思います。
自らが積極的に参加すれば、得られるものは数多くあると思います。
協会の趣旨に賛同する方々は、入会を検討されてはいかがでしょうか?
○講演タイトル
明日から取り組む知的資産経営

○講師プロフィール
知的資産経営株式会社 代表取締役
細谷 弘樹 氏

大手メーカーに10年間勤務した後、コンサルティングファーム勤務を経て、1999 年に中小企業診断士として独立。
製造業から小売、サービス業まで多様な業種・業態の中小企業に対し、経営、販売、人事等の分野でコンサルティング活動を行っていくなかで「知的資産経営」という概念に共感し、会社を設立。
目先の業績向上といった対症療法的なものではなく、「知的資産経営」の“未来の収益力向上”というスタンスに立ったコンサルティング活動を心がけている。
また、大阪市中小企業支援センター「あきない・えーど」では 所長として(平成19年3月まで)数多くの創業者や中小企業の経営相談に対応するとともに、支援センター事業の企画・運営に携わってきた。