成都音和娜網絡服務有限公司
坂口 幸太郎氏

2026年2月定例会にて「こんな時だから知りたい!中国どうなのよ?」と題して、成都音和娜網絡服務有限公司 坂口 幸太郎氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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講師: 成都音和娜網絡服務有限公司 坂口 幸太郎氏

―中国が政府ぐるみで越境に力を入れているとのことでしたが、日本から中国への輸出という観点では、中国側はどのように捉えているのでしょうか。 積極的に受け入れていきたい方針なのか、それとも一定の制限を強めていく方向なのかなど、ご存じのことがございましたらぜひお聞かせください。
坂口 幸太郎氏:
まず中国では越境輸入(進口)と越境輸出(出口)という言い方があります。越境輸入に関しては爆買いの時期からコロナ期前半頃までは政府主体ても推進していました。中国政府は自国の利益を優先するところがありますので、「海外でお金を使うくらいなら越境ECで買いなさい。」「越境ECで海外のものを買うくらいなら自国生産のものを買いなさい」という優先順位になるかと思います。また別の話しで無印良品は食品に関しては元々日本から輸入していましたがコストが高すぎたため、中国国内での製造に切り替えています。イトーヨーカドーもそういった傾向にあります。海外からの商品に関しては、中国国内で製造販売ができるものに関しては日本から仕入れても売れなく、逆に中国の規制上や技術的にも製造が難しいものに関しては、ニーズが高いと思います。健康食品や化粧品は成分規制が厳しいので良い例だと思います。
―昨年11月頃から中国からの訪日客が減少しているとのお話でしたが、インバウンド向けサービスを展開するうえで、需要の変化が気になっております。 今後の中国からのインバウンド需要について、短期・長期それぞれの視点でどのように変化していくとお考えでしょうか。
坂口 幸太郎氏:
私の個人的な見解となりますが、今までも散々こういった事象はありまして、すべて時がたつにつれて回復しましたので、今回も同じように回復はすると思います。日本に行きたい中国人はやはり多く、時期を見計らっているというのが現実だと思います。もうすぐ桜の時期になりますので、徐々に増えてくると考えています。


―キャラクターグッズや強みのある化粧品・サプリメントなどが、現在も日本商品として中国現地で人気があるとのことでしたが、ECを中心とした有効な販売チャネルについてお聞かせいただけますでしょうか。 ECモール、SNS、現地アンテナショップ、または現地卸業者とのアライアンスなど、どのチャネルが有効とお考えか、可能な範囲でお伺いできれば幸いです
坂口 幸太郎氏:
中国のプロモーションは何を販売するにしてもSNSが中心となりますため、そこは外せないと思います。特に今現在はREDやドウイン(Tiktok)になると思います。販売チャネルについては、どんな商品であっても淘宝関係(天猫含む)はメインとなると思いますが、商品カテゴリーや価格帯によって、それぞれ得意なプラットフォームがあります。あとは費用をどれくらいかけられるか?どれくらいの規模まで持っていきたいか?によって展開先が決まってきます。オフラインでもオンラインでもとにかく様々なタッチポイントで多く露出することは必要不可欠になっていますので、SNSを軸に中国国内だけにとどまらず様々な展開が必要だと思います。
○講演タイトル
「こんな時だから知りたい!中国どうなのよ?」

○講師プロフィール
成都音和娜網絡服務有限公司
総経理(社長)
坂口 幸太郎氏

2004年 四川大学留学
2005年 西南民族大学講師
2006年 成都インハナでアフィリエイトの広告管理事業に携わる
2007年 成都インハナ入社 シニアマネージャーに就任
2009年 日本のECに特化したアウトソーシング事業を立ち上げる
2010年 同社副総経理に就任
2014年 日本ECコンサル事業を開始
    合弁解消とともに同社総経理となる
2016年 中国越境EC事業を開始
2017年 商品開発事業を開始
2018年 スクロールグループになるとともに所属先がスクロール360へ
2023年 スクロール海外ソリューション戦略室兼務


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