有限会社A-Commerce
笹本 克様

今回は、エビスの3月定例会でご講演をいただきました、有限会社A-Commerce 取締役社長の笹本 克氏にお話をお伺いしました。定例会の詳細はこちら

有限会社A-Commerce 取締役社長 笹本 克様

―今回の講演タイトルは「ショップの基礎改善で購買率アップ」というものでした。講演について「ショップの基礎改善」をテーマにされた経緯をお教えいただけますでしょうか。
笹本 克氏:
ショップの基礎改善となると、クチコミ&リピーターという商売の王道などが含まれるのですが、それらはさておいて…

ネットショップについて考えると、『集客に一定のコストがかかる』ということが重要になります。さらにモールショップの場合はそれに加え、『そのコストを払っても、採算が取れる体制』や『同業他社との競合により、そのコストが釣り上がって行ってもそれでも採算が取れる体制』を持つことが「鍵!」なんです。

伸び悩みの原因、採算が取れていないということについて、根本的な理由をつきつめて考えると、ここに行きつきます。
イーコマース事業協会の皆さんの現状から考えて、このテーマにしました。
―なるほど。本質的なことが改善すれば運営は楽になりますものね。 しかし、ショップの基礎改善と言っても何をどうすればいいのか…と悩まれるショップさんも多いと思います。基礎改善を行うためにどのような考えを起こせばいいのでしょうか
笹本 克氏:
難しい質問ですね。(笑)

ひとつは、お客様が買う時の「気持ちの順番に沿って」購買導線を構築すること(=必要なコンテンツが”その都度””そのタイミングで”目に留まるようにすること)

ま、自分のショップを一度も見たことが無い人を連れて来て、その人の視線を追ってみてください。 どこでどう迷うか、どこが気になるかどこが気に入るかなどをチェックしてみるのもいいかと思います。

もう一つは、専門バカ、売り手の論理からの脱却です。 まずは、「コトバ」。一例ですが、たとえば、あるショップには、

代引き:商品代金引換。商品配達時に宅配便のドライバーに商品代金をお支払下さい。 ご不在の場合でも、宅配便の不在票の連絡先に電話して頂ければ再配達されますのでご安心下さい。 商品到着後のお支払なので安心です。 と書いてありますが…

『代引き』というコトバ、どれだけの人に通じるのでしょうか。となりに住んでるオバチャン知ってるかな? 商品名や商品説明など、まずはコトバの徹底チェック。 その他、商品のカテゴリの分け方や商品の使い方や単位等等、「まさか知らないはずはない」という思い込み=専門バカとなります。

たとえば、今、10代の人は、「やかん」って何?という時代になっていることを強く認識しないといけないということです。
―自分にとって当たり前のことが、お客さんにはそうではないこともあるということですね。まさに商売の本質ですよね。 最後に、基礎改善を目指すショップに一言コメントをお願いします。
笹本 克氏:
講演の時にも申し上げましたが、コンバージョンレートの高いショプつまりは、質の高いショップが最終的には集客数を制する=量をも制するという構造になっています。

基礎改善と言っても、今回の講演内容で全てというわけではありません。質の高いショップしか残れないのが現状ですので、お客様にとってわかりやすく、負担の無いつくりを目指し続けて欲しいと思います。
○講演タイトル
広告や共催では売上が見込めなくなった昨今、どのようにして商売を成功させていくか。 商売の本質的な内容

○講師プロフィール
ネットショップコンサルタント。
コンサルタントおよびWEBプロデューサーとして全国各地で有名ネットショップを輩出。
大阪産業創造館、東京商工会議所、福井県産業支援センター、三重県産業支援センター、高知県産業支援センター、和歌山県情報政策課など、自治体および関連談台においてもEC関連の講演やセミナー講師を務める。
Yahoo! Japan社ショッピング事業部スタッフへのレクチャーや、ドリームゲートの起業講座の他、OVERTUREやアスキー社主催の 公開セミナーでの講師経験も。
上場企業から中小企業までコンサルティングサイトの類型は約500社、多岐にわたる業種でのコンサルティング実績も豊富。
通販サイトはもとより、製造業からサービス業まで大きな成果を出している。
著書に「”売るための”サイト構築テクニック」、(株)アスキー社ネット専門誌や経済誌などへの寄稿も多数。