山本 頼和様

2018年3月定例会にて、「EC事業について思うこと」をテーマにお話頂いた、株式会社二天紀 山本氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。定例会の詳細はこちら

株式会社二天紀 代表取締役 山本 頼和様

―Google Analyticsでの分析をこれから始める店舗の場合、まず最初に見るべき値や項目はどういったものになりますでしょうか? またそれらの項目は、月一、週一などどれくらいのスパンで見ていくことが望ましいでしょうか。 分析を始める前に蓄積しておくべきデータの最低期間についてもご意見お聞かせください。
山本 頼和氏:
そうですね。私もGoogle Analyticsの活用勉強会を毎月のように開催させていただいておりますが、もっとも多い質問の1つです。
ご質問いただきました最初に見るべき値や項目は、ショップごとに異なります。同じショップでも1年も経過すると優先して見るべき項目も変わってきますし、可否判定を行う値そのものも変わってきます。

大切なことは誰かの決めた値や項目を盲目に信じないことです。

ということで私がいつも逆質問するのは「アナタは何がわかれば次の一手が打てますか?」ということです。

分析のスパンですが、一概に1週間、1ヶ月と決めることはとても危ういことです。
分析とは、一定のデータを蓄積しないと精度も鈍ってしまいます。
そういう意味では、まずデータを扱う人がどれくらのサンプルを分母として分析を行うかを決める必要があります。
もしそのサンブルが500だとすると、その500が1日で収集できるのか、1週間かかるのか、1ヶ月かかるのかというだけの話しだとお考えいただければ良いかと思います。

質問にはございませんでしたが、数値についてより理解を深めて行くことをお勧めします。
例えば「平均」という言葉を信じすぎる方が多いようです。とても危険なことだと思います。
まずは平均の意味を今一度理解されることをお勧めいたします。
―本店運営において、外部コンサルタントの依頼を決められる理由やタイミングは、どういったケースがありますでしょうか? お薦めのタイミング等はありますでしょうか?
山本 頼和氏:
弊社の場合、営業活動は基本的に行っておりません。あくまでもご相談いただきご依頼をいただくというスタンスです。
たまに勘違いされて、「御社の強みは何ですか?他のコンサルと何が違うのですか?」という質問をいただきますが、そのような方は顕在化された悩みをお持ちではありませんので、質問の回答そのものもいたしません(笑)
そんな感じですが、お声がけいただくタイミングはクライアント個々で随分異なっています。
新規立ち上げのタイミング、現在つき合いのあるコンサルタントの契約更新のタイミング、業績が鈍くなってからなどなどマチマチですね。
ご依頼をいただく側ではありますが、もちろんお断りもいたします。
そんな中、できればこのタイミングでお声がけいただければ有難いと思うのは2つあります。
1つ目は、新規立ち上げのタイミングです。その方が失敗しない確率が上がります。
2つ目は、業績が良いタイミングです。その方が次の一手が打てます。(ほぼそんな場合にはご依頼はありませんが)有難いというだけあって、なかなか有り得ないですが。
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
山本 頼和氏:
真面目にお話を聞いていただきました。
写真やメモも沢山とっていただいたように記憶しています。
大切なことは、そこからどんなアクションを起こすか。この辺りが大事だと思います。
○講演タイトル
「EC事業について思うこと」

○講師プロフィール
大学卒後、携帯電話販売代理店、土木建設会社、大手コンサルティング会社等を経て2015年7月に二天紀を創業。

2001年コンサルタントを志し、コンサルティング業界に飛び込む。
当時はEC事業のコンサルティングではなく導入期、成長期、成熟期、安定期で20業種以上のコンサルティングの経験を積む。
特に成長期を過ぎ、成熟期・安定期業界のコンサルティングを数多く経験した。

現在までEC事業のコンサルティングおよび経営相談は1,000企業以上。
事業規模は年商1億円から年商800億円企業の上場企業のEC事業と幅広い。
「収益性」「安定性」「永続性」を満たす事業支援を第一に掲げる。

得意とするEC事業のコンサルティング領域及びテーマは
・製造小売、セレクトショップの本店サイト業績向上コンサルティング
・年間購入サイクルが平均2回~4回の本店サイトの業績向上コンサルティング
・新規購入率向上コンサルティング?・途中離脱の減少による売上向上コンサルティング
・バリューマーケティングによる商品開発コンサルティング