株式会社デザインファミリー
中田 延孝 氏

2023年2月定例会にて「明日から実践!GA4で学ぶアクセス解析の基本の“キ”」と題して、株式会社デザインファミリー 中田 延孝氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
定例会の詳細はこちら<

講師: 株式会社デザインファミリー 中田 延孝氏

―7月以降にUA内の過去データとGA4を比較する方法は何かありますでしょうか? UAの過去データをCSVなどで取得しておくしかないのでしょうか?
中田 延孝氏:
ご回答:明確な発表は無いので不確かですが、データは一定期間見れるのではないかと思います。
ただし、いつまでもというわけではないかと思いますので、バックアップを取ってデータを保管いただくことがおすすめです。
いただいているようにCSV等でダウンロードいただくか、APIを使ってスプレッドシートにダウンロードいただくことになるかと思います。
▼スプレッドシートに関しては以下をご参考ください。
https://www.plan-b.co.jp/blog/ad/10698/
慣れないと扱いが難しいところがありますので手軽なのはCSVです。
よろしくお願いいたします。
―UAではメルマガ内のURLに送付日のパラメータを振ってランディングページからセッションや CVRを見ていたのですが、GA4では拾えなくなりました。どのような原因が考えられます でしょうか?また、似たようなデータが取れる方法はありますでしょうか?
中田 延孝氏:
活用いただくことをおススメします。
例えばメルマガの成果を計測したい場合
utm_source=mailmagazine&utm_medium=mail&utm_campaign=sale20230101
上記のコードをページへのリンクの後ろに追加して、何のメルマガからの流入か?をGAに識別させます。
▼以下ご参考ください。
>https://support.google.com/analytics/answer/10917952?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9


―閾値の適用を回避してデータを取得する方法はないでしょう?また、出来る限り閾値が適用されない設定にするにはどうすればいいでしょうか?
中田 延孝氏:
方法は2つあります。1つはGA4の管理⇒デバイス識別子⇒デバイスベースで設定を保存いただきますと、cookieのみのレポートになりますので閾値が発生しなくなります。もう一つはBigQueryと連携いただくことです。こちらはGA4の生データを保存しますので閾値の影響を受けなくなります。
https://www.data-be.at/magazine/ga4-bigquery/
ちなみに、前者のデメリットはgoogleシグナルの恩恵を受けられなくなるので、例えばユーザー軸での分析精度が落ちたり、男女別や年代別などの属性軸でのデータが取得できなくなります。
後者のデメリットは設定の難易度が高いことです。
ただ、今後GAをより深く活用していく方針があれば、おすすめは後者です。いずれ閾値の問題やGA4の使い勝手の問題からBigQueryにデータを格納して別のレポートツールに連携してデータを活用していく流れになると考えています。
一度ご検討ください。
―最低限これだけは設定するべき、というイベントについてアドバイスお願いします。
中田 延孝氏:
ご回答:基本的には自社の重要視している指標によりますが、自社店舗で設定いただくことが多いものは
・流入が多いSEOコンテンツページを90%スクロールした
・特集ページを見た
・強化商品を見た
・ブランド紹介用の動画を見た
のようなものでしょうか。
基本的には
>集客の起点となるページで次のページに行ってもらう行動をしたか?
>購入のキーになる例えば特集ページへの回遊リンクを踏んだか?
>特集ページで購入近づく行動をしてくれているか?
>特に売りたい強化商品を見てくれているか?
>購入してくれているか?
のようなポイントで考えてイベントを設定することがオススメです。
○講演タイトル
「明日から実践!GA4で学ぶアクセス解析の基本の“キ”」

○講師プロフィール
株式会社デザインファミリー

中田 延孝氏









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