楽天大学RUx講師
溝口 義樹様

2016年10月勉強会にて「楽天スーパーセールに勝てる裏技11連発ワーク付き勉強会」と題して楽天大学RUx講師 溝口 義樹様ににてご講演頂きました。
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楽天大学RUx講師 溝口 義樹様
※注意書き※ こちらは楽天市場の公式見解ではなく、講師の溝口様の個人的な見解となりますご了承下さい。
―冒頭で楽天スーパーセール期間中に、売上を上げることだけが目標ではなく スーパーセール後もお店のファンとなるお客様を増やすことの大切さをお教えいただきました。ファンを作る上で大切な点などお聞かせください。
溝口 義樹氏:
「楽天市場で買った」ではなく、「〇〇というお店で買った」としっかり印象に残って、なおかつ「このお店で買って良かった」と感じてもらえることがまず一番だと思います。

そうなってもらえるためには、商品の良さだけでは、品質の高い類似品/代替品に取って代わられてしまいますから、商品+αのところで、お店の温かさや、店長/スタッフさんの人柄を感じて、そこに共感してもらえることが大切だと思います。

その「お店の温かさ」などを感じていただく手段は、いくつかありますが、いずれも注文完了直後~商品使用までのお客さんとの接点になります。そこに一工夫を加えていくことを、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。
―『Tの心得』を教えていただきました。
『T』の縦軸になる価格訴求商品(半額サーチ商品)から、『T』の横軸になる主力商品へ回遊させるため半額商品選定からスーパーセール会場ページ作成、主力商品を安く見せるコツなど、あらゆるテクニックをお教えいただきましたが、さらに補足することなどございましたらお教えください。
溝口 義樹氏:
会場でご質問をいただくこともありましたが、実際には商品ジャンル上の特性や、競合店舗さんの動向、そして自店舗の商品数など、様々な要因があるため、いざ取り組むとなるとお伝えした通りのことを実践することが難しかったり、お伝えした方法で分かりやすく「成功」と言える状態にならないこともあるかと思います。

だからといって、「効果を上げるためには」と無闇やたらと価格競争をしないでくださいね、というのが一番お伝えしたかったことです。それが実際、「売上を伸ばす」という点では効果を出したとしても、その先にあるのは、より過激に価格競争をしていく道しかなく、消耗し疲弊することにしかならないからです。

あくまでも、目的と戦略を持った上での取り組みであっていただきたい。
なので、スーパーSALEのたびに仮説とチャレンジを、そして終了後には検証と次のスーパーSALEでの改善アクションを繰り返して、自店舗の戦略と戦術の精度を、実践の中で上げていく、ということをぜひお願いしたいです。
―配布いただきました楽天スーパーセール会場ページ作成ワークシートを、参加者が社内で活用するコツなどありましたら教えてください。
溝口 義樹氏:
ワークシートの一枚目に関しては、社内のチームビルディングのお役に立てることもあるかと思います。ピッキング・梱包などをアルバイトの方にお願いしている場合、そうした方は、「なるべく楽して労働時間だけ稼ぎたい」と考えることもあります。そういう方にとっては、スーパーSALEで販売件数が伸びることを望んでいるわけがありません。出荷までの時間制限の中で労働量だけが増えてしまうからです。

現場にとっては、作業負荷が増えること。それを、どうやりがいと結びつけるのか?

チームが一体となってファンを増やすことに喜びを感じて、「だから、この期間にしっかり売れることが大事なんだ」と思えないと、スーパーSALEは会社にとっても、作業を任せているスタッフにとっても、しんどいことになってしまうので、会社と、自分と、スタッフの皆さんとのすり合わせに使っていただけたら本望です。
―溝口先生は楽天大学でRUx講師もされておりおススメの講座を厳選してご紹介いただきましたが、これからRUx講座を受ける方へアドバイスなどありましたらお教えください。
溝口 義樹氏:
2016年10月現在で2,200本以上もあるので、知りたい情報にたどり着くことがとても難しくなっているのが現状かと思います。ただ、作り手としましては、ピンポイントで結論だけをお伝えするのではなく、なぜその結論が導きだされているのか、背景や根拠をストーリーで理解できることを大切にしていて、それがゆえに、一つのテーマに対して本数が膨らんでいることもあります。

このスタンスにしている理由は、2点あると考えています。
一つ目は、導き出される結論だけをお伝えしても、店舗さん個々の状況によっては全く当てはまらないことが多々あるためです。
二つ目は、大枠の流れを理解することで、講座でお伝えしきれていないことも、自分で応用して考えられるようになるからです。

皆さんお忙しいので、なるべく時間をかけずに情報を得たい、という状況はとても理解できるのですが、それが「戦略なき戦術論」そして、消耗戦にしか結びつかない戦術論につながってしまっている、という危機感も感じています。
ですので、RUxを今後ご活用いただく際には、この認識の上で使っていただけると、お役に立てるものになるかと考えております。
同一テーマでも、いくつかのシリーズが存在することもあります。そのシリーズごとの流れがあったりしますので、検索して出てきた一覧、その中のサムネイルやレクチャータイトルをご確認いただいた上で、気になったシリーズで検索していただくと、自分にあったシリーズで、そのテーマを学べるようになるので、ぜひそうした検索方法でRUxをご活用いただけたら幸いです。
―当勉強会での講演を終えられて勉強会の印象や、懇親会の雰囲気など、ご感想を教えてください。
溝口 義樹氏:
勉強会は、当初組んでいたスケジュールを大幅に変えることになってしまい、ずっと講義が続いてしまった、という点は反省です。お伝えしたかったことが大量すぎました。その中で、最後まで熱心に聞いていただけたのは、僕もとてもありがたく、講演の機会をいただけて本当に良かったと思います。

懇親会の場はやはりとても大切で、じっくりとお話しできたことはとても有意義でしたし、楽しかったです。僕個人としましては、移動しづらい席に座ってしまい、もっと色々な方とお話しすべきだったのになぁというのが心残りです。

あとやはり、僕個人の問題ですが、お酒が弱すぎるので(とはいえ飲みたいのですが)本来であれば、もっと長い時間お話しできたと思うのですが、二次会ですぐにダウンしてしまいました。次回またこうした機会をいただける際は、そのあたりの対策を万全にして参加したいと思います。本当に、ありがとうございました。