有限会社いろは
竹内 謙礼様 

2007年7月定例会でご講演をいただきました、有限会社いろは 竹内謙礼氏。 継続してお買い物して頂くには「企画」が必要、ではどのような企画が効果的なのか、そもそも企画とはについてリアルな事例を元に熱く楽しくユーモアを交えて解説して頂きました。 定例会の詳細はこちら


有限会社いろは 竹内 謙礼 様 

―売るにはなぜ企画が必要なのでしょうか?
竹内 謙礼 氏:
ひとつは「お客様の背中押しをする」ということですね。 「お客様の背中押しをする」というのは、いわゆる「買おうか買わないか悩んでいる人」というのを、企画を使って「えいっ!」て背中押ししてあげることです。

例えば 例えば「若鶏のステーキ」という商品があって、それをただ作っているところや、こだわりを語ったところで、おいそれと買われるものじゃないですよね? それだったら夏の風物詩でもあるソーメンとセットにして、「夏休みカンタン昼飯セット」というネーミングにして、小中学生のいる子供を持つ親をターゲットにして、販促企画の福袋で売ってあげればいいんです。

どうせ夏休みに子供たちが家にいて、一番面倒くさいのは昼飯を作らなきゃいけない親ですからね。 その親に「夏休みの子供の昼飯が面倒くさい人へ!」っていうキャッチにすれば、お惣菜の印象も大きく変わる。 少なくとも「若鶏ステーキを買おうかな」と悩んでいた人にとったら、背中押しになることは間違いない。 こんな感じで企画をお客様に提案することで、購入させることもできるし、購入回数を増やさせて、売上を上げることに繋がるんですね。
―企画を考える上で重要なこととは何でしょうか?
竹内 謙礼 氏:
「お客様がナニを考えているか?」ということを先読みする力です。先ほどの事例で言うならば、「お客様が美味しい若鶏ステーキを求めている」という発想では、いつまで経っても売れる企画はひらめかない。 「若鶏ステーキを求めている人は、どんな企画なら買うか?」 これが企画を考える上で非常に重要なんです。 インターネットで若鶏ステーキを買う人定期的にネットでお惣菜を買う人安くお惣菜を買いたい人これらの条件を絞り込むと、どうしても「面倒くさがり屋」という、キーワードが明確になってきます。 そう考えて、今のシーズンと照らし合わせて、「夏休みの子供たちの昼飯を作るのが面倒くさい主婦」というターゲットが見えてきて、先読みして「こんなカンタンな料理セットがあるんですけど」って、企画で提案ができるんですよね。 あとは「そうそう、こんな商品が欲しかったの!」って、お客さんが思ってくれればバンバンザイ!
―企画と言えば安売りを先ず思いついてしまい勝ちですが他の企画を考えるヒントを頂ければ?
竹内 謙礼 氏:
ただ商品を作って、それにお得な価格をつけるだけだから、お客様には「安売り」というイメージしか伝わらないんですね。 例えば若鶏ステーキという商品があるとしたら、その商品の写真や作る工程などを、ただ掲載しているだけでは、お得感もなければ、欲しいという感情も湧いてこないから、売れるわけがない。 でも、これに 「1日に10個しか作れません!」「超やわらか鶏のフトモモ」 とか、ネーミングやキャッチコピーを強調して、付加価値をつけてあげると、多少価格を高くしても売れることがある。 要は値下げよりも、「今、ここでしか買えない!」と思わせることが、ネットの企画には大切なんですね。
―お好きな言葉、座右の銘を出来れば理由も付けて教えてけますか?
竹内 謙礼 氏:
「 継 続 」

最近、ちょっと口にしている言葉です。 どんなに地道な作業でも、繰り返すことって大切なんだな、と。自分はそんなにコンサルタントして才能に恵まれているわけじゃないですから、こういう継続した地道な努力を常に続けていこうと心がけています。
○講演タイトル
『売上を効率的に伸ばしていく、販促企画の展開』

■プロフィール
大企業、中小企業問わず、販促戦略立案、新規事業、起業アドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。

大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場「成田ゆめ牧場」の企画広報に携わり通信販売や実店舗の運営、企画立案等を行う。

楽天市場に出店したネットショップはオープン3年目で年商1億円を達成。2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」を受賞。またオークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」において準グランプリを受賞。現在は起業家育成事業の「ドリームゲート・カレッジ」において、ネットショッププロコースのメイン講師をする傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行う。また、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。 著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、「『頭がいい』と思われる文章術」(PHP研究所)、「ネットで稼げるコピーが3日で書ける! セールス文章実践ドリル」(アスキー)、「楽天でNO1になれた幸せなお金の儲け方」(イースト・プレス社)等。