株式会社アイコンコーポレーション
倉持 匡志様

2020年1月「第6回 全国ECサミット in 大阪」にて、「スマホファースト時代の実践マーケティング例ダイジェスト」をテーマにお話頂いた、 一般財団法人日本電子商取引事業振興財団 推薦講師 株式会社アイコンコーポレーション 代表取締役 倉持 匡志 様 に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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株式会社アイコンコーポレーション 代表取締役 倉持 匡志 様

―スマホ率についてECモールのデータと経済産業省のデータと比較したデータを講演中に話されていましたが、その差異を調べようとしたきっかけは何でしょうか。
倉持 匡志氏:
楽天事業者であれば、カンファレンスやIRなどの情報から、
属性を含めた情報を自社が運営する店舗に沿って整理精査をしますが
それは楽天市場でのみ起きている事実であり情報ですから、時には見間違えや、時には無理をしたり、時には大きなロスもあると思います。
また経済産業省のデータは1年遅れですので、今日や今週、今月のコマーストレンドではありませんし、ましてや楽天市場だけの情報ではありませんが、相対的な比較をして違和感を覚える数字に着目をしました。
違和感と言うと大げさかもしれませんが、"違い"は他を知り自社を深く知る気づきです。
―施策について試行錯誤をされているなと感じましたが、その中で最適な数値の目安はどの段階で出されますか?
倉持 匡志氏:
コマース商品の極論はデータベースに格納されるレコードですので、データベース仕様に沿った正しいレコードになっているか、最初の段階で調査します。
データを正規化する施策を一番大切にして取り組んでいます。
―クロールで取得したデータに基づく価格戦略についてのポイントをお教えいただけますでしょうか。
倉持 匡志氏:
お客様は誰でも必要な時に、必要な情報として購入したい商品を検索から見つけ出せる能力が優れていて、モール側も機能として簡単に希望の商品が探せる仕様に年々進化し続けている土台があります。
同じように店舗側でも、取り扱い商品が型番であれ非型番であれ、競合商品の取扱い店や商品、具体的な商品、類似商品の取扱い店や商品などを探す事ができます。
店舗によって、又は、販売商品の属性要素によってプライシングにおける戦略は異なるのですが、極論は値下げでは無く、販売効率化を図る事であって、販売シェアを拡大してく手段と考えています。
―データをチェック、分析するのが苦手な方へ、成長するショップ運営のために、最低限すべきこと、オススメのデータチェックポイントや手法がございましたら、是非、ご紹介ください。
倉持 匡志氏:
日商軸で毎日、アクセス流入やデバイス別売上と商戦カレンダーをエクセルに起こす習慣を付けられると良いと思います。
日々のデータ転記から、小さな違和感を覚えた数字への拘りや気付きが、次の販売戦略に繋がると思います
―当イーコマース事業協会は「売上げ向上・技術向上のための勉強、並びに会員相互の会員交流・情報交換を通じて、電子商取引を含む健全なる情報化を社会に普及させることを目的とする」団体でありますが、ご講演を終了してみてのご感想や、定例会の印象などお聞かせいただけると幸いです。
倉持 匡志氏:
大阪へ集まられた220名の熱い想いを感じながら1時間の登壇をさせて頂きまして、誠に感謝しています。
今回のきっかけとなりましたJ-FECでの勉強会内容をいつも通りにさせて頂きましたが、
事業者団体や業界団体全体の活性化に対してECサミットが必要で素晴らしい事と、あらため再認識致しました。
○講演タイトル
「スマホファースト時代の実践マーケティング例ダイジェスト」

○講師プロフィール
株式会社アイコンコーポレーション 代表取締役 倉持 匡志様

WEBマーケッターとして生命保険の資料請求数日本一や、
EC革命前の旧ヤフーショッピングで年商12億円以上の集客支援や、
独自理論のgoogle/yahoo SEOシステムの開発を経て、
現在は楽天市場のモールECや独自ドメインECでの集客支援や業務支援を行う。

楽天市場でのマーケティング支援実績は、
年商12億円以上の店舗軸からブランド企業、世界企業のEコマース支援で多く実績がある。
支援先のご相談から始めた個人インスタグラムは、いつの間にか1万人以上のフォロワー数となる。
潮の流れが加速して早い国内ECで、短期でも再現性の確立やマーケットシェアの研究や検証が好きなオタク、マニアでもある。

最近の悩み事:"いい人だからやっておいて"って、投げっぱなしにフリーズする事。・゚・(ノД`)<


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