株式会社ルカコ
仙田 忍様

2020年1月「第6回 全国ECサミット in 大阪」にて、「スマホファースト時代の実践マーケティング例ダイジェスト」をテーマにお話頂いた、 一般社団法人イーコマース事業協会 推薦講師 株式会社ルカコ 代表取締役 仙田 忍 様 に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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株式会社ルカコ 代表取締役 仙田 忍 様

―ネットショップの利点、リアルショップの利点、オムニチャンネルの利点、をそれぞれ教えて下さい。
仙田 忍氏:
それぞれに利点は既にみなさん周知のとおり
【ネット】全国、全世界で見ていただける、コストが少なくはじめられる
【リアルショップ】手にとって見ていただける、信頼度が高い。など色々ありますが

私の中ではネットやリアルという視点はあまりなくて【人】を基点に考えています。
ネットかリアルかはただの【知る】【購入する】方法の1つだと考えています。
その【人】にどこで知っていただくか、どうタッチポイントを見つけるか、何度関わるか。
相手の困りごとやニーズ、お客さまも気が付いていないかもしれない、本質的に解決したい問題点を解決する提案だと思っています。
いかにお客さまと近い距離(この場合は実質上の距離ではなく相手との寄り添い度の距離です)で解決、提案できるかかなと思っています。
現在はLINEやインスタ、FB、Youtube、twitterなど、その人が普段生活しているリアルとネットで交流する場所の環境であって【人】がどこで交流するかだけの話な気がしています。
―家庭と仕事の両立で悩むママさんは多いと思いますが、そんなママさん達に何かアドバイス出来ることはありませんか?
仙田 忍氏:
誰しもが通る道ですね。
やはり「子ども為に」「家族の為に」なるべくBESTを尽くしたいと思うのが人であり、母であると思います。
ただやりたい事が多くなってくるとすべてにおいて完璧は難しくなってきます。
【時間】的制限がでてきます。

コシノヒロコさんに「子どもの育児に関わる時間が減って後悔したことは?」の質問に
「私は世界中を回ってきたし、好きなことをさせてもらっている。他のお母さんと違うかもしれないけれど、美について誰よりもこだわった。私の人生。今、子どもたちは『お母さんかっこいい』と言ってくれている。それが答えじゃない?』
当時80歳のコシノヒロコさんという一人の女性の言葉は、当時の私の迷いを一蹴し、これでいいんだと思えました。
自分の人生は子どもの為でも誰かの為でもない、と。
―仙田様の行動力には圧倒されるのですが、10年後、20年後の将来の目標や夢はどういったことでしょうか?
仙田 忍氏:
取材を受けると必ず聞かれる今後の目標や夢なのですが、私は【いま】を大切にしています。
何よりも大事なのは、人生を楽しむ事。
【いま】幸せを感じること。幸せとはすでにあるもので感じるものだと思っています。
【未来】の為に今を生きる。
信じるのではなく【いま】できる小さな行動をする事だと思っています。
人生にとって成功も失敗もなく人と比べたり、人の評価が成功の基準になりがちですが、この世に生まれてこられた事、健康であること。すでに今幸せである事が素晴らしいと感じています。
もし10年後、20年後の将来の目標や夢があるとすれば、【いま】がずっと続きますように。ですかね?
なんだか回答になっていなかったらすいません。
―仙田様のお話の中で、「お客様と遊ぶ」という表現をよくお聞きしますが、ECの中で、ともすれば希薄になりがちなお客様とのコミュニケーションで、ご自身の仕事の励みになった事例があれば、お教えください。
仙田 忍氏:
毎日のようにお客さんと遊んでいてたくさんありすぎて、事例を選ぶのが難しいですが、
電車で3歳くらいのお子さんとまだ生後数か月の赤ちゃん、おばあちゃん、ルカコを使ってくださっているお母さんをお見かけして「これ便利ですか?」とうかがったところ
「ルカコって言うんですが、すごい便利ですよ!」とおっしゃってくださり、
「実はそれを作っているブランドの代表です。そう言っていただけて本当に嬉しいです。」とお答えしましたら
「上の子の時からずっと使わせていただいてます。本当に便利で助かってます、もう3年使っていますが、しっかりとした作りでまだまだ現役です。素敵なものを作ってくださってありがとうございます」と逆に御礼をいっていただけて涙がでそうなくらい嬉しかったです。
「修理も無料でさせていただいていますので、何かあればいつでも連絡してくださいね」とお伝えし
電車を降りる際におばあちゃんが「ほんとうに、うちの娘や孫がお世話になっています。ありがとうございます。」とおっしゃったのです。
私はそのご家族にはじめてお会いしましたし「お世話になっています」と言われた事になんだか心が射抜かれた衝撃を受けました。
ネットで購入くださったその商品がそのご家族を助けてくれていた事。
これからは【お世話になりました】から【お世話になっています。】そんな会社、ブランドであり続けたいと思っています。
○講演タイトル
「お客さんと遊ぶリアル集客  ~コストを最小限にすぐに実践できるgoogle、SNS活用~」

○講師プロフィール
株式会社ルカコ 代表取締役
抱っこひも収納カバー専門店ルカコ 仙田 忍様

お小遣い5万円自宅で6年前に育児をしながら起業。
2000円の生地を購入し、困りごと抱っこひも「だらーん」を解決する抱っこひも収納カバーを考案。
縫製企画販売。メインは本店。
現在までに50名以上のママ雇用を生み小さい子どもがいても働きやすい会社をつくる。

16時には退社、実店舗ルカコストアはDIYで手作り、週2日11-15時の週8時間のみOPEN
小さなお店でもできることを実践、博多や徳島からも来ていただけるお店に。

物忘れがひどく、時間感覚がなくポンコツだが周りの人を巻き込み、助けて頂きながら
全国各地で講演や、好きな事を毎日楽しみ目の前の人が幸せになる方法や困りごと解決を模索中

近畿経済産業局 関西ベンチャーサポーターズ会議に参加をきっかけに
SDGsに興味を持ち国連に確認、おしゃれなSDGsピンバッジをクラウドファンディング
開始15時間で100万円の目標達成、622名273万円の支援を受け
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