株式会社ユウキノイン
酒匂 雄二氏

2022年5月勉強会にて「「知らないでは済まされない、これからのECとSEO」~コロナ禍で観て、看て、感じたコト~」と題して、株式会社ユウキノイン 酒匂氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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左/講師: 株式会社ユウキノイン 代表取締役 酒匂 雄二様

―自社サイトでのコラムやブログなども書きっぱなしにせず鮮度良い情報に保つことが大事だと思われます。元々の記事からどのくらい文脈や情報を更新すればGoogleから「リライトした」と認識されるのでしょうか?現在の傾向などデータがあるのでしょうか?その基準に足らない場合「文章校正」と見なされるとペナルティなどはあるのでしょうか。見解をお教え願います。
酒匂 雄二氏:
前回のクロールとの差分が1文字でもあり、更新日時が異なれば、更新とみなしてくれると考えて良いかと思いますが、すなわちコンテンツの評価が向上するわけではありませんので、ユーザーにとってどんな情報が更新、追記されると良い品質となるのか?を考えることが重要かと思います。

更新の基準に達する達しない、またそれによるペナルティ的なことはまず考えにくいかなと思います。
―過去記事をリライトするのと全く新しい記事を作成するのでは、同じ内容でも評価に変化はあるのでしょうか?
酒匂 雄二氏:
記事の品質が全く同じであれば、甲乙つけがたい状況になるとは思います。
ただ、過去記事のほうが検索結果に表示されている実績や、SNSや他サイトからリンクを貼られていることは考えられますので、その場合は過去の記事にアドバンテージが出てくるかもしれません。

これはサーチコンソールのリンクチェックツールなどで確認をいただければと思います。


―サイトの階層化が評価に直結しますが、階層化の限界点はどのくらいでしょうか? お客様の利便性とコンテンツの充実の両立を考えた時、最適はどのくらいになるのでしょうか?個人的見解をお教えください。
酒匂 雄二氏:
直結するまでは断定し難いところがあるかなと思います。
階層化の限界点というのも私は意識したことがありませんが、データとして1クリック増えるごとに6-7%離脱していくことを考えれば、階層は深すぎない方が良いと言えますし、階層が深くなる場合は表層からのバナーリンクなどでユーザーがアクセスしやすい状態にしておくことのほうが大事ではないでしょうか。

―リール動画やショート動画が重要視されていると聞くと、ライブコマースが販売方法としてどのジャンルでも飛躍的に伸びているのか?と感じます。早々に撤退しているECモールなども見受けられます。人気ライバーを定着させるのが難しい以外に理由があるのでしょうか?見解をお聞かせください。
酒匂 雄二氏:
どちらかというと相性や濃さではないでしょうか?
弘法筆を選ばずという言葉がありますが、フォロワーが少ないInstagramでのライブコマースでも売上が堅調なサイトもありますし、リアルタイム視聴者は少なくとも、アーカイブで売れているというケースも見受けられます。まだまだ黎明期のジャンルゆえに、得られるケーススタディも少なく、そこだけで判断しがちではありますが、TwitterにしろYoutubeにしろ、結果的には事業者(中の人)が「楽しく継続できているか?」によると思います。

逆に言えば名物店長などが中の人を務め、属人化してしまった場合、店長退職後にフォロワーが激減、形骸化してしまったなどというアカウントも見受けられます。
お店としての平準化で継続力をつける、ということが結果的にSNSやライブコマースでの販売につながるのではないかと考えています。

○講演タイトル
「「知らないでは済まされない、これからのECとSEO」~コロナ禍で観て、看て、感じたコト~」

○講師プロフィール
株式会社ユウキノイン 代表取締役 酒匂 雄二氏

D2CアパレルECの店長・生産管理・実店舗・卸売を統括。
SNSを活用し、広告費をゼロにしながら自社店舗の売上を2年で400%に成長。
セミナー講師、他社ECサイトの構築、企画・運営代行などを手掛けるように。
ECサイト、コーポレートサイトのSEO、コンテンツマーケティングやSNSの運用支援、社内のWEB担当者の育成、クラウドファンディングによる資金調達の支援から売上計画の立案、戦略業務まで WEBを活用した総合的なコンサルティング業務を伴走型で支援。




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