日本ECサービス株式会社
清水 将平氏

2023年6月勉強会にて「SKU化?変わる楽天での運営と検索対策とLINE活用のコツとは?勉強会」と題して、日本ECサービス株式会社 清水 将平氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
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講師: 日本ECサービス株式会社 清水 将平氏

―SKUプロジェクトは、現在まだ完全移行時期の発表はなされていませんが、どこかのタイミングで必ず全店移行になるのでしょうか? また、移行に際して既存ページのバリエーション組みをするときに、気をつけるポイントがあればご教示ください。
清水 将平氏:
楽天公式の情報では、2023年第2四半期から移行が開始し、終了期間は明示されておりませんので、スマートフォン用店舗トップページ改善プロジェクトと同様に、移行状況をみて、全店舗移行時期が発表されるかと思います。既存ページのバリエーション組みについては、基本的に売上とレビュー数が多いページをメインにすることが最も重要です。また、複数のSKUでも商品名は共通となりますので、検索結果でわかりやすく、検索対策になるよう、商品名に複数のSKU(500g/1kg/2kgなど)の記載を忘れないようにしましょう、そして、商品レビューは申請により移行は可能ですが、申請から結果通知から5営業日かかり、また一申請の申請が完了するまで、追加申請や最申請ができませんので、計画的に申請しましょう。
―楽天SKUプロジェクトについて、対策をせずに放置していると、全面移行になった際、予測されるデメリットがあればご教示ください。
清水 将平氏:
項目選択肢別在庫を利用している場合、適切に商品属性が移行されるとは限りません。ナビゲーション用任意の商品属性など、適切に設定しない場合、楽天サーチからの流入が減少しますので、できる限り商品属性を入力するようにしましょう。


―また移行し、バリエーション組みをすることで得られるメリットや、新たに出来るように なることをご教示ください。
清水 将平氏:
一番の大きなメリットは、価格が異なるSKUを1商品ページで販売できることです。例えば、SKUが多い商品で在庫がダブついているカラーやサイズだけ価格を下げるなどの工夫が可能となります。また従来の項目選択肢別在庫では、2軸まででしたが、SKUでは6軸まで設定が可能となりますので、カラーやサイズだけではなく、名入れや保証、ラッピングなどの組み合わせが可能となり、価格以外で、SKU毎に表示される商品画像などで差別化も可能となります。
○講演タイトル
「SKU化?変わる楽天での運営と検索対策とLINE活用のコツとは?勉強会」

○講師プロフィール
日本ECサービス株式会社
代表取締役社長
清水 将平氏

株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)にてサポート部門の責任者を務め、
各専門誌でサポート満足度No.1を獲得。
2003年に楽天株式会社に入社。
社内賞を多数受賞し、最大600店舗を担当。
ECコンサルタントや多数の部署を兼務し、すべての開発プロジェクトに携わり、受注APIや決済APIを担当。
フリービット株式会社にて、DTIの買収に携わり、2010年に独立。
GMOグループのECアドバイザーも務め、ネットショップの会員制サービス「ECマスターズ」を設立し、2014年から日本全国2,300社以上がサービスを利用する会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ」を運営。


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