木下 直一様

2019年1月定例会にて、「実践 売上が上がる写真・動画の考え方から撮影方法まで大公開!!」をテーマにお話頂いた、株式会社アント 木下氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。
定例会の詳細はこちら

株式会社アント 代表取締役 木下 直一様

―フォントや写真、配色などで世界観を統一するためにペルソナ設定が重要とお話にありましたが、細かくペルソナを設定していくと市場が狭くなっていってしまうと思います。木下様が考えるここまでは設定した方が良いという項目はありますでしょうか。
木下 直一氏:
ペルソナの考え方は大きく2つあると理解しています。

一つは、従来から言われている商品を購買してもらうための、商品設計や仕入れから広告配信までの(デザイン以外の)領域です。
ペルソナの考え方はかなり前から提唱され、ペルソナを設定することにより、売り上げが伸びた商材もありました。
最近になり顧客のニーズや販売の販路が多様化することから敢えてペルソナを設定しない方がうまく行く事例もあります。
ご質問の通り、ペルソナを絞るより広く面で展開することにより勝機が見いだされるからです。

もう一つは、あくまでデザイン設計をしていく上でのペルソナです。
これがトーン&マナーにつながるのですが、よほど尖がったデザインをしなければ市場を狭くすることはありません。
自社の商品やサービスがどのようなペルソナに受け入れられるためにどのようなデザインをするべきかということです。
UIとUXを考えたときにバラバラなサイトでは陳腐で見にくく、遷移にも影響がでてきます。
よくある話ですが、デザイナーが変わるとトーン&マナーが変わってしまう。
これは顧客目線から見ると遷移するページのデザインが違うわけですから良い影響があるわけがありません。

なので、自社のペルソナを設定することで、デザインの統一性と遷移設計を図り、最低でも、
・フォント
・写真の撮影方法
・動画の取り方
・メインカラー
・サブカラー
・バックカラー
・リンクカラー
・ニューやカテゴリーの遷移方法

を決めておけば、自社のデザイン規定ができるので、たとえデザイナーが変わろうがデザイナーの趣味趣向で出来上がるサイトにはならないわけで、必要な項目と言えるのではないでしょうか。
―SNS上での写真はネットショップなどで見るときとは違う印象になり、お客様の感じ方も変わってくると思います。SNS用の写真の撮り方やコツなどあればお教えいただけますでしょうか?
木下 直一氏:
SNSの使われ方も2年前とは大きく変貌を遂げたと言って良いと思います。
商品認知のため、潜在客に向けた露出をしておけばよかった時代から、顕在客に向けCV用途の写真も必要になってきております。
例えばInstagramで欲しい商品を探すユーザーが顕著な例かと思います。
ですので、潜在客に向けた発信なのか、顕在客に向けた発信なのかで、見せ方は変わります。おおざっぱにお答えしますと

潜在客に向けた写真は、イメージ写真
顕在客に向けた写真は、商品特徴がよくわかる写真

です。

ですので、自社のセッションやCVにつながった写真が何なのかを解析し、サイトやSNSにソーシャルリンクで認知用とCV用の大きく2パターンの写真が必要になってきています。
そこには撮り方のコツではなく、どのようにプロモーションをしていくのかの設計を重要視された方が良いと思います。

このような写真を撮影する際のスキルと機材としましては、

・マニュアル撮影で絞りを調整し、違う被写界深度で撮影ができる。
・通常のレンズに加えマクロレンズも用意する。
・ライティングができる照明を用意する。
・ディフューザーとレフ版の使い方を理解する。
・適切な構図を理解する。
などが、必要になってきます。
―写真や動画の実例をいくつかご紹介頂きましたが、ご紹介頂いた以外で木下様が良いと思う、参考になるだろう事例やページ、ツール等はありますか?
木下 直一氏:
参考になるサイトは各社で違うと思いますので、調べ方をご紹介します。

やはり、googleアラートでキーワードを適切に設定することが重要ですが、たとえばアパレルを商材として販売している場合。
「アパレル 成功事例」
「アパレル 市場推移」
「アパレル SNS 成功事例」
「アパレル 動画 撮影方法」
「アパレル 撮影方法」
などのキーワードに「EC」を追加して日頃から最新の情報に触れることが良いのではないでしょうか。
○講演タイトル
「実践 売上が上がる写真・動画の考え方から撮影方法まで大公開!!」

○講師プロフィール
株式会社アント 代表取締役 木下 直一氏

大阪芸術大学 / Osaka University of Arts
芸術博士, 写真学科

・1985年 ~ 1989年
大学にてアートディレクター高岡一弥氏に師事し卒業後、大阪の広告制作会社にて勤務
ゼミ・クラブ・サークル: 学生時代よりアルバイトとして某広告代理店撮影部の撮影アシスタントとして様々な撮影に立ち会う。

・1989年 ~ 2009年 ・ 20年
NIPPON ARTS inc
企画営業部 部長
大手家電メーカーの販売促進にたずさわった後、新規開拓部門にて幅広い業種のプロモーション活動に従事。

・2008年4月 ~ 現在
株式会社アント 代表取締役
メディアプロモーション、webプロモーション、動画マーケティング、企業コンサルティング、ビジュアルプロモーションなどクライアントの視点に立ったトータルプロモーションを実施