株式会社松平商会
奥平 哲也氏

第12回全国ECサミット2025にて「AI活用で顧客起点を深化」と題して、株式会社松平商会 奥平 哲也氏に、今回はEBSとして単独インタビューさせていただきました。
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講師: 株式会社松平商会 奥平 哲也氏

―顧客起点で考える際にレビューに注目することが大切ということでお話いただきましたが、普段どのようなレビュー内容に特に注目されていらっしゃいますか?
奥平 哲也氏:
NotebookLMを用いての場合は特定のレビュー内容に注目するということはなく、あくまで自社も他社も含めて商品に対してどのような感想が表面化しているかという事です。それをスコア化して判断しています。
―生成AIであるNoteBookLMでは情報ソースを限定できることがメリットとのことですが、解析の精度を上げるにはどのくらいの情報ソースを用意しておいた方がよいでしょうか。
奥平 哲也氏:
私の個人的な意見ですが、目安としては1,000件以上はほしいと思います。ソースの母数が少ないとスコア化した時に一つの意見に引っ張られすぎてしまうので最低1,000、できれば5,000くらいあるとより網羅的でバランスの取れた結果がえられるとおもいます。


―コンテンツを作成する際に使う生成AIとして、chatGPTやGeminiをご紹介されていましたがこれらの生成AIを使うメリットはどのようなところにあるとお考えでしょうか。
奥平 哲也氏:
例に上げた2つのサービスは有名で優秀で導入しやすいという点でおすすめいたしました。バランスが取れている点と馴染みがあるというのが最大のメリットになると思います。
―今後、生成AIが発達するにしたがって、ネットショップでの売り方はどのように変化していくのか、是非今後の予想をお聞かせ下さい。
奥平 哲也氏:
AI回答に選ばれるいわゆるLLMOがECの領域でも標準化されるのではないかと思っています。iOS26でスクショからGoogle,TEMU,Pinterestの検索が出来るようになるなど利用者の利便性が上がる反面販売者としては画像検索で競合が出てきにくいような工夫が必要となりそうです。
輸入商品でも同じ商品だと思わせない写真や説明がより求められるのではないでしょうか。
○講演タイトル
「AI活用で顧客起点を深化」

○講師プロフィール
株式会社松平商会
代表取締役社長
奥平 哲也氏

2002年 衣料品加工を大学在学中に起業
2004年 一瞬だけ大阪でサラリーマンをしてから本格的に個人事業主として起業
2005年 WEBデザイナーとしての業務を開始
2010年 株式会社松平商会設立
2013年 中華人民共和国広東省にオフィス開設
2016年 一般社団法人イーコマース事業協会に入会


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