ミチバタ・ジャパン・リミテッド
道端 俊彦様

エビスの9月定例会にて、「戦略的ソーシャルマーケッティング理論 ~Facebook、Twitter編~」をテーマにお話頂いた、ミチバタ・ジャパン・リミテッド 代表取締役、ソーシャルメディアドライブ 代表 の道端 俊彦氏に、今回はebsとして単独インタビューさせていただきました。 定例会の詳細はこちら

ミチバタ・ジャパン・リミテッド 代表取締役 道端 俊彦様
―本日はありがとうございました。ソーシャルメディアに詳しい道端さんに色々質問したいことがあります。
まず、道端さんはソーシャルメディアドライブの代表をされているのですが、その経緯をお伺いしたいです。
それと、そもそもいつ頃からソーシャルメディアをはじめられたのか?
道端 俊彦氏:
ソーシャルメディアについては、2006年にtwitterのサービス開始当初から興味を持ちはじめました。実際にやり始めたのは2007年の終わりごろからですね。
ソーシャルメディアドライブについては、昨年僕の呼びかけで実現したtwitterサミットがきっかけですね。「ソーシャルメディアで日本をハッピーにしようよ」っていう呼びかけで難波で開催したんですが、日本中からいろんな人が集まっていただいて、活用事例をたくさん報告していただいたんですよ。
で、大盛況に終わったんですが、それで「このまま終わらせてしまうのは…」ということでできた団体なんです。
―ありがとうございます。
しかしソーシャルメディアを始められてから、いわゆるブレイクに至るまで結構年数が経過してますが… それまでの試行錯誤は大変だったのではないでしょうか。
道端 俊彦氏:
その頃はツイッターを試す一方で、皆さんのようにブログなどもしていましたね。
―なるほど。ありがとうございました。
次にお聞きしたいのですが、今のソーシャルメディアってtwitter、facebook、google+など色々ありますよね。
それらに一括投稿するツールも一部ではありますが、道端さんの投稿を見てると、それぞれで投稿内容を変えているように感じています。やはりこれは理由があるのですか?
道端 俊彦氏:
もちろんですよ。それぞれのサービスで見てくれている方が違うので、それらのターゲットにあわせた投稿を行っているんです。
イベント情報などは一括投稿してますけど、快眠情報なんかは快眠に興味あるフォロアーが多いメディアだけに投稿するようにしていますし、ソーシャルメディアに関する情報なら、そういったのに興味がある方とつながりが多いところに投稿します。
僕とか僕のペットとかに興味ある方もおられて(笑)、そういった方には少しプライベートな投稿もしますね。
で、そんな投稿をすることで、 「距離感」が縮まるんですよ。「あ、あの人今日はこんなことしてるんだ」って感じで、 離れていてもその人のことが分かってくる。
そうなると、初めてお会いするのに既に親しい関係になっているような体験が生まれます。そんな「親近感」が多くの方と取れるようになっているのがソーシャルメディアの凄いところだと思いますね。
―なるほど。そう思うとすばらしいですね。
ところで、先日道端さんに「 LinkedIn」というサービスをご紹介いただきましたが、これも今後伸びると予想されているんですよね。
道端 俊彦氏:
そうですね。今年中に日本語化が予定されていて、まだ使いづらいのですが、アメリカでは結構使われています。
仕事のヘッドハンティングや協業を行う際の交流を目的としていて、各人の経歴とか実績とかを公表する場になっています。
仕事での交流目的なんでfacebook程のブレイクはないでしょうが、自分に無いスキルを持つ人を探すのが簡単になってビジネスが活性化するので、間違いなく伸びますね。
―facebookとはまた違ったサービスなんですよね。
しかし本当にいろんなソーシャルメディアが出てきたなという感じですね。
道端 俊彦氏:
今後、google+ページという企業活動のページも始まる予定です。
Youtubeも「Youtubeライブ」というサービスが始まって、録画ではなく生放送のサービスが一般公開される予定です。Youtubeはgoogleグループですから、そうなってきたらソーシャルメディアを運営する会社同士の対立が激化することになります。えらいことになりますよ。
でも、これ一つ頭にとどめておかないといけない事があって、googleもtwitterもfacebookも日本にはないって事なんですよね。
全部情報は向こうに持っていく。日本の企業はそういったものがない。
実は僕がソーシャルメディアドライブをやっているのも、そこが基本になっていて、日本のクリエイターをもっと育てたいという思いがあるんです。
日本のクリエイターは小銭を稼いでそれで満足してしまうところがあって、なかなか「その上」を目指さないんですよね。
僕、5月にtwitter、facebook、googleの会社を回ってきたことがあるんですけど、日本の若者がそれらの会社にいないんですよ。twitterに一人いただけです。それって致命的ですよね。
むこうで勉強して新しいものを追及して一発当ててやろうってひとがいてない。そういったものは課題だと思っているので、日本の優秀なクリエイターが集まる場所が欲しくてそれが「ソーシャルメディアドライブ」であればと思っています。
9月下旬にもgoogleの人が来て話してもらいますし、色々イベントを開催します。その中でクリエイターたちのトップが情報交換して、最終的に日本のソーシャルメディアができたら言うこと無いと思っています。
facebook一社と同じ規模の会社が日本にできたとしたら、どうなると思います?
facebookの資産は800億ドルですよ。震災で吹き飛んだ金銭的被害は取り戻せちゃうんですよ。そういう観点でソーシャルメディアドライブを運営しています。
―実は僕、後で道端さんが「何故そこまで貪欲にソーシャルメディアに取り組むのか」ってのを聞こうと思っていたんです。
その答えが「日本発のソーシャルメディアを作りたい」ってところにあったんですね。
道端 俊彦氏:
やっぱり、自分の次の世代、子供たちを明るい未来にしたいんですよね。それが大人としてのたった一つの使命だと思っています。
僕の年齢も50手前になって、明日ポックリ死ぬかもしれないと思うと、絶対子供たちのことを考えて、明るい未来を作ってあげた言って思いますよね。
そのために自分ができることとなると、一人ができることって小さいじゃないですか。でもその小さいことでもいっぱい集まれば凄いパワーになるんじゃないかなと思うんですよ。
それは政治家でも大企業でもなく、僕ら一人一人の大人がやるべきことだと思っていて、それには日々一生懸命生きていかなければと思っています。
―いや、本日はとても深い話をお伺いできて、すごく感銘を受けました。
本当にありがとうございます。
○講演タイトル
「戦略的ソーシャルマーケッティング理論 ~Facebook、Twitter編~」

○講師プロフィール
ミチバタ・ジャパン・リミテッド 代表取締役
ソーシャルメディアドライブ 代表
道端 俊彦(みちばた としひこ)

1963年 大阪府河内長野市生まれ。
関西大学経済学部にて日本経済学を学んだのち、株式会社サンリオ入社。
1985年より家業「インテリア寝装道端」を継ぐ。
2000年という早い時期からEコマースで実績を上げ各方面から注目を集める一方、自身による関連著書ではアマゾン総合ランキング1位を獲得する
以降、自らネットショップを運営だけでなく、大学客員講師、イベント開催やテレビ番組出演でも注目を集め続けている。

<得意なテーマ>
「インターネットエコノミー講座」
「ソーシャルメディア概論―現状と今後の展開を語る―」
「企業のソーシャルメディア戦略」
「Twitterマーケティング活用講座」
「Facebookマーケティング活用講座」
「ソーシャルメディアを活用した地域活性の可能性」
「21世紀・Eコマース」
「eコマース最前線 インターネット」
「地方再生 Eコマース」